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旭区の民話

こんにちは。
旭区二俣川にあるイトーハウジングでございます。
新緑の美しい季節になりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
旭区には大切に語り継がれてきた民話がたくさんあるそうです。
まぶしい木々の青さから、力強い生命力を感じる季節。お天気の良い日に散策してみてはいかがでしょうか?

1.上白根大池公園の大蛇(上白根町910-3)
昔、上白根大池公園は大きな池になっていて、この池で成長した大蛇が村人を困らせていました。
人々は池に焼いた石を投げ入れて大蛇をおびき出し、退治しました。
その後、大蛇のお墓を作り供養することで、平穏さを取り戻したそうです。
※現在はログハウスや遊具がある楽しい公園との事です。
2.大池のカッパ(大池町65-1)
明治時代のある夏の日、子どもたちが大池に寄り道をして、水の中に飛び込み遊んでいました。ところが、1人だけ水の中から出てきません。しばらくたって、その子が尻子玉(尻子玉とはお尻の中にあると想像された架空の臓器。これを取られると心が病んでしまうといわれています)をカッパに取られて浮かび上がってきました。それ以来、大池のカッパが子どもを引きずりこんで尻子玉を抜くといううわさが広がりました。
3.帷子川のカッパ(今宿~鶴ヶ峰周辺)
200年ほど前、今宿から鶴ヶ峰の付近に村人に悪さをするという親子3匹のカッパが現れ、畑の中で作物を食べ荒らしていました。そこを村人に見つかり、父さんカッパが捕まって桑の木にくくりつけられてしまいました。その夜、村人が様子を見ると、母子のカッパが、父さんカッパを逃がそうと縄をほどいていました。かわいそうに思った村人はそれを見逃してあげました。次の夜、カッパはお礼として福を呼ぶ黄色の皿を置いていったそうです。
4.白根不動の龍(白根3-26-1)
まだ白根のお不動様が池に囲まれていた頃・・・。
村人が白根橋で休んでいると、橋の下からザザーッという大きな音が聞こえてきます。びっくりして橋の下を見てみると、大きな龍が音を立てて、中堀川の清流を白根不動に向かって泳いでいたのでした。後を追うと、お不動様の脇にある清水の中で、ジュンサイ(水草)をおいしそうに食べていました。食べ終わった龍は、中堀川を下り帷子川を通って、峯の円海山(磯子区)の方へ向かって行ったそうです。
5.キツネに化かされた話(市沢町806)
昭和の初め、市の沢の熊野神社のそばに住む人が病気になり、医者から「鳥のガラを食べてみなさい」と言われました。そこで、その父親は鳥のガラを買いに行きました。その途中、前を歩く美しい娘の後ろ姿に見とれて歩くうちに、何かにつまずいて転んでしまい、買ったばかりの鳥のガラを何者かに盗まれてしまいました。このようにキツネに化かされる人が多かったため、この辺りを通る人たちは、肉や魚をしっかりと握りしめ、用心して歩いたのだそうです。
出典:旭区郷土史刊行委員会(1980)「旭区郷土史」
「横浜市旭区 民話」でHPで旭区の民話を紹介しています。掲載したお話の全文を読むことができます。
こんな身近なところに不思議な面白いお話が合ったんですね。
by.A

 

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